3bitter（東京都港区）は12月17日、モバイルオーダー型発券サービス「ISSUE PANDA」で、完全無人店舗に対応する新機能「セルフ販売モード」の提供を始めた。現地のQRコードをスマホで読み取り、メニュー選択から決済までを利用者が完結し、スタッフ不在でも商品受け取りにつなげる。
背景には無人・セルフ業態の拡大がある。無人店舗関連市場は2022年に約600億円で、2025～2027年に数千億円規模へ成長する見通し（富士経済）とされる。新機能ではハードウェア不要・釣銭機不要・非接触の運用に加え、決済完了後に個別の解錠キー（例：3桁）を自動発行する機能を搭載し、ダイヤル鍵付きBOXやロッカーと組み合わせて受け取りの安全性を高める。スポーツジムの物販、民泊のアメニティ提供、大学内販売、小売のセルフレジ（スマホのバーコード読み取り）などを想定し、有人店のピーク時省人化や深夜無人化にも適用範囲を広げる。今後はリアルタイムのオーダー管理やAI分析など既存CRM機能との連携を深め、業態別の導入パターン拡大が焦点となる。
source: PR TIMES